2008年8月2日土曜日

ラオスより☆

1班の皆さんへ

ラオスからサバイディー(こんにちは)。
今年の日本の夏は暑いそうですね。
ラオスは昼間は少し暑いですが、夜は涼しく、
日本のようにエアコンが必要な夜はほとんどありません。
私自身もっと暑いのだろうなと思っていたので、
少し不思議な気持ちがするくらいです。

では、早速頂いた質問に答えていきますね。



1、日本では富士山が有名な山ですが、ラオスではどんな山が有名ですか?
ラオスは何と、国土の8割が山岳地域です。
ですから、山は沢山ありますが、
中でも有名なのが、「ワットプー」です。
ラオ語で、「ワット」は寺、「プー」は山を意味します。
毎年2月には「ワットプー」で「ワットプー」祭りがあり、
山やお寺が沢山のろうそくで彩られます。
(※ワットプーについては、ラオス通信6月号を参考にしてくださいね。)






2、ラオスではどんな文化が盛んですか?
うーん、難しい質問ですね。
若者に人気の文化、流行っているものは、お隣の国・タイの音楽やTV、ファッションなどです。
タイ語とラオ語はとてもよく似ているため、ラオス人はタイのテレビを見ることがとても好きです。
ですから、タイのテレビ番組から影響を受けて、
若者はタイのヒットソングを好きなり、タイのドラマに夢中です。
日本のドラマやアニメも、こちらでは全部タイ語なのですよ。
ドラゴンボールもクレヨンしんちゃんもタイ語です。

また、こちらの若者とカラオケに行っても、ほとんどタイ語の歌ばかりです。
けれど最近になって、ラオス独自のヒットソングが出てくるようになりました。
これは、最近になって新しくラオスのテレビ局が出来たからです。
以前は国営放送(日本で言うNHK)しかなかったそうです。
どこの国にいても、テレビやメディアの影響は大きいなと感じます。




3、日本では大阪の天神祭りや、京都の祇園祭などがありますが、  ラオスではどんな祭りがありますか?
ラオスに来て、驚いたこと!
それはお祭りの多さです!
2-3ヶ月に一度はそれぞれの村や地域のお祭りがあり、街中がそれに向けての準備に大忙しです。
ラオス国内で、有名なお祭りは、4月のラオス正月、
5月のロケット祭り(雨が沢山降るようにお願いをするお祭り)、
12月のタートルアン祭り(首都のタートルアンというお寺のお祭り)でしょうか。

また、ラオスは仏教の国ですから、仏教にちなんだ大切なお祭りが2つあります。
1つ目は「カオパンサー」。今年の「カオパンサー」のお祭りは6月中旬でした。
沢山の人がラオスの伝統衣装を着て、朝早くからお寺にお参りに行きます。

カオパンサーとは、お坊さんたちが修行に入る時期を指します。
この修行は3ヶ月間続きます。
この間は、普通のラオス人も派手なことを控えます。
具体的には、結婚を控えるなどです。

そして、もう1つは、その修行が終わったことをお祝いする「オークパンサー」です。
修行が終わったことを意味しますから、
このお祭りのときは、街中がとても華やかな雰囲気になり、
街に日本のような屋台が沢山出ます。
また大きな川のある県では、ボート競走も行われます。







<お坊さんに「喜捨」といって、お菓子やご飯を差し上げます>

<お寺にお参りに行くときの正装です>





4、ラオスのアタプー県で有名な場所や人気のある場所はどこですか?
アッタプー県はとても田舎で、観光客はほとんど来ません・・・。
けれど、有名な場所が2つあります。
1つ目はベトナム国境沿いの自然です。
写真のような山間の自然がとても壮大で美しいです。














2つ目は昔の内戦中のロシア製のミサイルの残骸です。
村の真ん中に突如としておいてあるので、
初めてみたときはとてもびっくりしました。






こんなところでしょうか。



今までどうもありがとうございました☆
今回の交流を通じて、1班の皆さんが何かを感じてくれればうれしいです。
世界は本当に広くて、色々な発見が沢山あります。
今は、インターネットが発達して、色々な情報が手軽に手に入りますね。
これからも、色々なツールを使って、世界のこと(もちろん日本のことも!)を学習していってください。

そして、いつか学習した内容の「ホンモノ」を皆さんの体を使って感じてほしいと思います。
皆さんが高校生、大学生、大人になったときに、
海外の文化を体で感じてみることをお勧めします。

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